第1回がん対策推進委員会が9月17日18時からKKRホテルで開催されました。事前に、資料が送られてきており、質問を多く用意していたのですが、初めてのことで、なかなかタイミングがつかめず思うように質問ができませんでした。また、質問やお願いをしても、まともな回答を得られなかったり、「専門の先生方の話し合いで決まったことだから」と真剣に取り上げてもらえなかったりで、「先に結論ありきの委員会」という感じでした。次回からは、この風潮を変えていかねばと思います。
◆検診部会報告で、乳がん検診の重点勧奨年齢が50歳からとなっているところを、45歳に引き下げるようにと要望しました。しかし、若いと検診結果が正確に出ない事もあるという中山部会長の回答でした。私は、若い人の乳がんは進行が速く、死亡率も高いので、働き盛り、子育てなどピークの年齢に是非とも引き下げをお願いしたかったのですが、委員会でのやり取りでは無理だと感じました。検診部会には患者側から委員が入っていません。オブザーバーではなく委員を入れてくれるよう要望しました。
◆がん登録部会になぜ患者側委員が入っていないのかも質問しましたが、回答がありませんでした。患者委員の数が激減した事の質問の答えも納得いくものではありませんでした。
◆子宮がんワクチンの推奨をこのまま大阪府は続けるのかと質問をしました。府からの返事はあいまいでした。厚労省は推奨をストップしていますが、府は基本計画の中で、ワクチン接種の促進を謳っております。時間内に質疑応答は不可能だと思いました。そこで、最後に連絡会からの代表委員として、会員からの意見をたくさんもらったが、委員会ですべて話すことができないので「書面で堀会長と大阪府にお渡しさせていただきたい」とお願いしました。それに対して大阪府からは反対意見はなく、堀会長からも、「この委員会は、最も患者さんたちの意見を聞ける場となっている。パブコメのようなものですからどうぞ!」とのお言葉がありました。
以上、初めて委員会に出席しての報告並びに感想です。