まずフォローアップ事業ですがやっと委託医療機関の追跡調査を開始しました。2年半でB型C型合わせて493人が陽性者です。その他、24年度、府の保健所分が332名中12名陽性、市町村分(豊能~泉州分と大阪市7地区除く堺市)で432名が陽性者です。
今回の調査では陽性者は千名にも足りません。大阪府だけで毎年3000人が肝がんで死んでることを考えれば広報で呼びかけウイルス検査を徹底し啓発しなければなりません。前回指摘された再来院率30%も改善の努力なしのようです。相当数の患者が経過観察の名のもとに安心し、社会に出て働いてる事実、その結果、来院しなくなり、私のように10年後がん発症の患者となる事実。
陽性者の発見とそのフォロー、まだまだ府のやってることはきれいごとの域を脱してないと思われます。特に今年はC型肝炎ウイルスに画期的な新薬が続々と登場。新薬の講習会や勉強会を義務付けされましたが、講習会のあり方、主体は行政か拠点病院か、その役割分担や予算はなど意見は出ましたが7月ごろ審議するそうです。特に五つの大学病院があるだけに他県と比べ1大学あたり予算は低い気がします。行政にもこの点尋ねていますが、いずれにしても行政の後手後手の対応に先生方も困られた様子。
いつも感じますが最初に予算ありきでは良い仕事はできないのでは?佐賀県などの県民重視の姿勢を見習うべきだと感じます。